アメリカのまちづくり

都市再生プログラム メインストリーム

メインなストリートプログラムとは? | 日本メインストリートセンター

アメリカはいろいろな分野でプログラムを作るのが好きだなあ、と思う。

でも、アメリカではプログラムを外れたことも自分の責任で行うことが許されていたりする。この点は、個別性を強調しながらも結果としておんなじようなことを選ばさせられる日本と違うところ。

 

「CITY 都市という劇場」 WHホワイト

何もない空間が多すぎて人間が少なすぎる

都市でもまれている企業は収益性が高い

 不振になるとコスト節減のため転出していくが、回復することは無い

駐車場が必要だとして郊外に移転 まちの連続性を遮断

 5分歩けば解決するのに

交渉して有利な開発条件を出し、駄目なら撤退をほのめかす

 

「反乱する都市 REBEL CITY」 デヴィッド・ハーヴェイ

資本の空間としての都市

 都市の資本化

 資本の都市化 

都市は共同的な社会的諸関係の総体とみなされるが、実際は私的集団により支配されている

 

 

まちあるき

散歩を兼ねて、まちを知るため、いろいろな「まちあるき」が企画されます。

 

そんなまちあるきでの写真等を投稿する活動があります。

イベント | OpenStreetMap Japan

東京!街歩き!マッピングパーティ - connpass

 

また まちの情報をwikipediaにどんどん投稿していく活動もあります。

wikipediaは客観性が原則ですが、

主観的に思い入れをこめられるローカルウィキという活動もあります。

https://ja.localwiki.org/

 

google mapのマイマップという機能を使って、紹介することもできます。

 

いずれは、これらの活動に参加してみようと思います。

RESASを使ってみる

RESASを使ってみました。

RESASで「まちづくりマップ」「通勤通学人口」を選択し、「市区町村単位で表示する」「昼夜人口比率」により表示すると、こんな画面になりました。

 

f:id:seatake:20220106202845p:plain

データがダウンロードできるので、いろいろとエクセルで計算してみました。

東京都の市部についての表になります。

RESASの表にならって昼夜人口比率によりならべてみました。

市区町村名 夜間人口総数 昼夜人口比率 流入/昼間 流出/夜間 流出/夜間成人 流入/流出
立川市 176,295 1.142 0.367 0.276 0.416 1.517
武蔵野市 144,730 1.087 0.383 0.339 0.502 1.229
多摩市 146,631 1.010 0.299 0.294 0.476 1.028
八王子市 577,513 0.998 0.215 0.218 0.340 0.985
国立市   73,655 0.978 0.309 0.339 0.511 0.891
武蔵村山市   71,229 0.949 0.216 0.254 0.418 0.805
府中市 260,274 0.944 0.259 0.300 0.453 0.816
羽村市   55,833 0.929 0.281 0.331 0.526 0.786
町田市 432,348 0.917 0.200 0.268 0.434 0.686
昭島市 111,539 0.910 0.250 0.317 0.505 0.718
青梅市 137,381 0.904 0.167 0.246 0.408 0.614
福生市   58,395 0.900 0.229 0.303 0.445 0.680
三鷹市 186,936 0.887 0.227 0.314 0.466 0.641
日野市 186,283 0.878 0.225 0.316 0.495 0.624
小平市 190,005 0.878 0.231 0.326 0.501 0.621
調布市 229,061 0.864 0.225 0.334 0.499 0.582
あきる野市   80,954 0.864 0.157 0.274 0.466 0.494
清瀬市   74,864 0.861 0.191 0.305 0.507 0.539
小金井市 121,396 0.859 0.252 0.365 0.531 0.592
国分寺市 122,742 0.853 0.250 0.361 0.533 0.591
東大和市   85,157 0.804 0.162 0.322 0.525 0.403
東村山市 149,956 0.800 0.159 0.327 0.526 0.390
東久留米市 116,632 0.795 0.151 0.324 0.532 0.370
西東京市 200,012 0.786 0.182 0.352 0.543 0.405
稲城市   87,636 0.785 0.201 0.368 0.571 0.428
狛江市   80,249 0.738 0.135 0.356 0.545 0.279

 

全体として、ほぼすべての都市の3割以上が市外に通勤通学をしています(八王子市は2割ほど。)。

そして15歳以上65歳未満に限るとほぼ半数が市外に通勤通学をしています。

立川市武蔵野市・多摩市は、昼間の方が人口が多く、八王子市はほぼ変わらないようです。そうすると、人口の3割が市外に流出する一方で、同数以上が市内に流入してきている状態です。

一方で、狛江市・稲城市西東京市東久留米市東村山市東大和市は、昼夜人口比率が8割以下となる都市。いわゆるベッドタウンと呼んでよさそう。

 

オープンデータ

さまざまなデータが自由に使えるように公開されています。

RESAS地域経済分析システム

RESASのサイトでは、日本のさまざまな人口や産業などのデータを地図やグラフで表現できるようになっています。データをエクセル形式でダウンロードすることができます。

resas.go.jp

 

e‐Stat 政府統計の総合窓口

主要データを元にしてグラフにすることができます。

白書等の元となる各種調査のデータの格納してある各省庁等のホームページへのリンク集もあります。

www.e-stat.go.jp

地理院地図

地図のサイトです。Vectorというページからは、さらにさまざまな地図を得ることができます。

maps.gsi.go.jp

 

ハザードマップポータルサイト

disaportal.gsi.go.jp

 

経済・財政と暮らしの指標 データベース

経済・財政に関するさまざまなデータを取得することができます。 

財政、社会保障、社会基盤、教育、人口、経済、暮らし などの各種データ。

www5.cao.go.jp

 

決算カード

総務省都道府県や市区町村の財務データをエクセル形式で受けとることができるサイトです。
www.soumu.go.jp

 

DATA GO JP

さまざまな省庁が保有しているいろいろなデータの提供を受けることができるサイトです。

DATA GO JPf:id:seatake:20211230210614p:plain

東京都オープンデータカタログサイト

東京都がさまざまなデータを公開しています。

https://portal.data.metro.tokyo.lg.jp/

「まちづくり」と「地域づくり」

「まちづくり」という概念と「地域づくり」という概念について、

今一つ違いがわからなかったので何となく調べてみました。


両概念を並べて記述してあることもなさそうなので、

使い分けている、というよりは話者によって適宜使っているようです。

 

違いを探してみました。

 

「まちづくり」は行政と市民、そこには企業や大学も加わって、まちをつくっていく、要するに「市民参加」である。行政だけでまちを考えるのではなく、市民の意見を聞いて、取り入れて、場合によっては市民がつくっていく、というような概念のようです。


一方で「地域づくり」は地域の課題を市民が主体となって解決していく。行政が補助金を出したり、手助けしてくれることはあるにしても、基本は市民の自主活動である。行政の(少なくとも現時点においては)手が出せていない部分に展開していく、というような概念のようです。

 

こうしてみると、アプローチが逆であり異なる概念ではあるものの、重なる部分もあるし、連携する部分もありそうです。

CIVIC TECH をやってみる

いろいろな分野でITの活用が進んでいて~テックと呼ばれています。

健康に関する分野ではヘルステック、

不動産に関する分野では不動産テック、

金融分野ではファイナンスに組み合わせてフィンテック

教育分野ではエデュケーションに組み合わせてエデュテック、

と、テックの付け方も面白いです。


そのなかで市民活動にITを活用していくのは、

市民=シビックに組み合わせてシビックテックと呼ぶそうです。

市民活動とは、市民が主体となって行われる活動ということだそうで、

課題解決のため、とつけくわえられている定義もあります。

 

市民 つまり 誰もが、さまざまな情報に接することができて、

その情報を活用することができるように、

そして課題を解決するためにITを活用していこう、

ということだと理解してみました。

 

一方で、既存の活動をデジタルにしていく活動は DX デジタルトランスフォーメーション と呼ばれています。

それにより時間や人の資源をより有効に重点的に使っていくことを目標とします。

対面での活動、紙媒体による活動などにいかにデジタルを組み合わせていくか。

市民活動をDXしていくこともシビックテックに含まれるのだろう、と理解します。

 

そんなシビックテックをかじっていきたいと思います。